床下換気扇ってどんな物? 編

どうも~。タッケンコラムニスト岡です。

今回は、シロアリの調査や床下点検の際にお勧めされることの多い床下換気扇についてお話したいと思います。

皆さん、床下換気扇と聞いてどのようなイメージを持ちますか?

湿気の除去?カビ防止・除去?高額?等々・・・色々なワードが思い浮ぶと思います。

床下換気扇をすることによって床下にカビ等が全く無くなる(死滅)するとは限りません。

換気扇を取付ける目的は、自然換気(換気口からの通風)だけでは滞ってしまう空気の流れを変え、湿度の上昇を抑制することを目的とされています。その結果、湿度が下がれば、カビも発生し難くなり、シロアリ等の害虫も生息し難い環境へと繋がっていきます。

床下換気扇にも種類があり、目的によって異なります。意外と知らない方が多いのでないでしょうか。ここで4種類を簡単に説明していきたいと思います。

 パネル型換気扇

換気口に設置する為、外部からも見え、換気口外部周辺から空気を吸い込み、排出するのが目的でもあり、特徴でもある。近年の建築基準法になる前に主流だった換気扇。現在の換気扇と比較すると価格がリーゾナブルで、外からも設置がわかるので、不具合は確認し易い。しかし換気口設置なので、停止した場合、換気口が塞がっているため空気の流れも滞る。基礎が部屋ごとに区切られていた場合、空気が滞留しやすいので複数台の設置が必要となる。

Ⅱ 排気型換気扇

文字通り空気を外部に排出するのが目的。床下に本体を設置し、パネル型同様換気口に排出専用の機具を取付けるのだが、密閉されることはないのが特徴。

 拡散型換気扇

床下設置場所周辺の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を吹き出し、散らすことを目的とし、Ⅱの排気型とは違い直接外部へ排出しないので、どの場所にも設置は可能ではあるが、排出方向が一定のため設置場所の考慮が必要。

Ⅳ 攪拌型換気扇

周辺の空気を取り込み内部のモーターが回転して空気を混ぜることを目的とし、空気を四方に動かします。身近なもので言うと子供用の風車のような動きをイメージしたかな。空気を流れさせることが目的なので、外部に空気を送り出したり、飛ばさないので他種機と併用して使用することが多い。

機種によってそれぞれの強みがありますので、状況や環境をしっかり把握した上で使い分けたいですね。

異常気象などで、豪雨や台風で浸水による漏電の心配もあることでしょう。近年、技術の進歩によりそういった問題にも対応している機種もでています。

ご検討の際には、しっかりと説明をしてもらい、しっかりと質問し、なによりもご自身が納得いくことが大切だと思います。目をつぶりがちな床下環境ですが、仕組みなど色々と調べると興味深いものです。🤔

そんな時のために少しでもこのコラムが皆さんのお役に立てればと思っております。

何か気になることがございましたら、ご連絡お待ちしております。

では、 Next issue!!でお会いしましょう バイバイ👋

 

Columnist by OKA, Edit by K”